ソフトバンク・テクノロジーとケアブレインズは10月11日、ソフトバンク・テクノロジーがケアブレインズの第三者割当増資を引き受けて資本提携するとともに、オープンソースCRMソフト「SugarCRM」関連ソリューションの開発および販売に関する包括的な提携を結んだと発表した。
ケアブレインズは、2006年8月に総額1億4400万円の第三者割当増資を実施し、資本金を1億4168万円(資本準備金は7200万円)とした。ソフトバンク・テクノロジーは、この増資のうち9600万円を引き受けた。
SugarCRMは、米SugarCRMが開発しているオープンソースのCRMソフト。商用版の「Sugar Enterprise」および「Sugar Professional」、無償版の「Sugar Open Source」を用意しており、有償版は800社への導入実績があるという。ケアブレインズは、日本代理店として国内販売を行っている。
今後、ソフトバンク・テクノロジーとケアブレインズは、SugarCRMをベースとするコンタクトセンターソリューション、携帯電話CRMソリューションなどを共同で開発していく。さらに、関連ソリューションのプロモーションと販売における協力体制を構築する。
ソフトバンク・テクノロジーでは、SugarCRM関連サービスやソリューションで初年度5億円の売上高増加を見込む。現在は、EC事業者向けバックオフィス運営サービス、コンタクトセンターサービス、CRMシステムインテグレーションサービスで、10億円の販売実績がある。