Seagateは米国時間1月16日、従来よりも高速化された新しい2.5インチハードドライブ製品クラスを発表した。同製品は、サーバ市場で現在主流の3.5インチのドライブに代わるもので、機器のサイズ縮小を実現する重要な要素となる。
Seagateの新ドライブ「Savvio 15K」の回転数は1万5000rpmで、前機種の2.5インチモデルでは1万rpmであったのに対し、より高速にデータを検索して取得することができる。
これは、複数の処理を並列に実行することが多く、ドライブ上に分散するデータにアクセスする必要が生じるサーバにおいては特に重要である。演算処理は、ハードドライブが要求されたデータを送信し始めるまでの時間やその送信速度により、その実行時間が制約されることが多い。
しかし同製品の完成は当初の予定よりも遅くなるという。Hewlett-Packardは2.5インチ15Kドライブを2005年末までに入手したいと考えていた。同社はx86サーバ「ProLiant」製品ラインで小型ドライブを必要としており、小型ドライブを支持する主要な企業である。
15Kドライブの占有面積の小ささは、ブレードやラックマウント型サーバなどの小型システムにおいては重要なことである。また、Seagateによると、同ドライブは消費電力も現行の3.5インチ15Kドライブより30%低いという。
Savvio 15Kドライブは、サーバ向けに設計された「Serial Attached SCSI(SAS)」モデルである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ