日本エフ・セキュアは2月7日、企業向け統合セキュリティ対策ソフトの最新 版「F-Secureアンチウイルス クライアントセキュリティ Ver7」を発売したと 発表した。税別価格は100ユーザーで38万円、500ユーザーで110万円から。2月14日から出荷を開始する。
Windows PC端末のウイルス対策やスパイウェア対策、ファイアウォール、侵 入防止、アプリケーション制御を統合し、集中管理機能を持つ。最新版では、 未知の脅威に対する保護機能「F-Secure DeepGuard」、ルートキット対策機能 「F-Secure BlackLight」を新たに搭載。スパイウェア検知機能も強化した。
「F-Secure DeepGuard」は、定義ファイルベースのシステムと数種の事前予 防技術を統合したホストベース侵入防止機能(HIPS)を備えており、未知の攻 撃に対応する。一方、「F-Secure BlackLight」は、システムの深部を検査し てルートキットを探し出す。具体的には振舞検知技術を使い、ユーザレベルと システムレベルの2つのビューを比較。違いがある場合にルートキットと判断 することで、隠されたウイルスやスパイウェア、バックドアを検知する。
対応OSはWindows XP、2000で、Windows Me、98、NTで動作する現バージョン 「Ver5.72」も同梱して出荷する。Windows Vistaに対応する公開ベータ版「Ver7.1」も同社サイト上で提供している。