沖電気工業は2月14日、方向感のある音声再生が可能な新機能「eおとポジショニング」を加えたIP音声コミュニケーション用ソフト「eおとエンジン」の販売を開始した。
eおとエンジンは、IPネットワーク上で高音質な通話を実現するVoIP技術。音声通話が従来の電話より広い周波数帯域で行えるため、IPネットワーク経由で臨場感のある音声コミュニケーションが可能になるという。さまざまな音声符号化方式に対応しており、IP電話、ソフトフォン、携帯電話、PDAなどに実装できる。
今回発表されたeおとポジショニングは、音声に方向感を付加することで、複数人の音声がそれぞれ異なる位置から聞こえるように感じさせる機能。複数の話者を個別の方向に配置することで、話者の識別が容易になる。eおとエンジンと組み合わせてIP電話会議などに適用すると、複数人が参加する会議の効率が飛躍的に高まるという。