日立、ハードベースの仮想化機構付きサーバモジュール「BS1000」

ニューズフロント

2007-02-28 16:51

 日立製作所は2月28日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」製品系列向けのサーバ仮想化機構「Virtage」付きサーバモジュール「BS1000」を発表した。3月2日に販売を開始する。出荷開始は3月23日。税込み価格は228万9000円からとなる。

 BS1000は、ハードでサーバ仮想化環境を実現できるVirtage対応サーバモジュール。論理サーバは物理サーバと同等の動作環境になることから、OSやアプリケーションを改変せず利用できるという。日立では「従来のソフトによるサーバ仮想化環境に比べてリソース利用の効率性に優れ、かつ基幹業務用途にも適用可能である高信頼な仮想化環境を提供する」としている。

 プロセッサは、デュアルコア版Itanium 2 9050(動作周波数1.60GHz)/9040(同1.60GHz)/9015(同1.40GHz)が最大2個。メモリ容量は最大32Gバイト。対応OSは、Red Hat Enterprise Linux AS4.0またはWindows Server 2003 Enterprise Editionとなる。

 BS1000に搭載するVirtageは、新たにハードベースのファイバチャネルアダプタ共有方式を採用し、論理サーバのディスク共有機能を高効率化したという。また、N+1コールドスタンバイ対応で、高信頼化を図った。

 「IT資産の有効利用が可能になるため、サーバ台数の削減やソフトライセンス費用および運用コストの最適化を図ることができ、総所有コスト(TCO)を約30%削減可能」(日立)

 日立は、Virtage仮想化システム向け導入支援サービス「ソリューションサービス for Virtage」の提供を3月2日に始める。同サービスでは、導入計画策定から、システム設計/構築/運用/保守まで総合的にカバーする。価格は個別見積もり。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    マンガで解説--企業に必要な「WAF」と「FW」の違い

  4. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]