千葉県市川市は2月28日、日本SGIのデジタルコンテンツ管理ソリューション「JNICOL(Japan New Information Contents Library:ジェイニコル)」を採用したことを発表した。市川市は、同ソリューションを基盤に、同市が保有する映像コンテンツをデジタル保存(アーカイブ)し管理、配信する「市川市映像ライブラリシステム」を構築している。
市川市は2月13日より、同システムを使用した市川市議会の映像を、同市のホームページにおいてストリーミング形式でライブ配信している。収録した映像は、VOD(ビデオ・オン・デマンド)でも配信される。同時に地域のCATV局の番組「マイタウンいちかわ」のVODによる配信も開始している。
同市は、以前より市民に分かりやすく情報を伝える手段として、市議会のライブ中継や市長の年初の挨拶、市内の催事の様子などを日本SGIのコンテンツストリーミングソリューションを活用してVOD配信してきた。今回、保有する映像コンテンツの一元管理とウェブ公開までのワークフローの改善を目的に、JNICOLを基盤とした新しい映像ライブラリシステムを構築した。
同システム構築にあたり日本SGIは、コンテンツ管理ライブラリである「SGI IML(Infinite Media Library)」をベースにリミックスポイントと共同開発したJNICOLを活用している。JNICOLは操作性に優れたGUIフレームワーク機能などを搭載したデジタルコンテンツ管理ソリューション。新システムにより市川市民は、容易な操作で過去の議会の内容を検索し、見たい映像を自由に選択して見ることが可能となっている。
なお、市川市映像ライブラリシステムの構築では、受注および開発の管理を大崎コンピュータエンヂニアリングが担当している。