脅威トップ10上位をフィッシングが占める--フォーティネット調べ

吉澤亨史

2007-03-07 22:43

 フォーティネットジャパンは3月7日、2007年2月のウイルス対処レポートを発表した。フォーティネットの「FortiGate」セキュリティアプライアンスが発見した脅威のトップ10を算出したもの。

 発表によると、1位は「HTML/BankFraud.E!phish」(7.97%)、2位は「HTML/Volksbanken!phish」(6.96%)、3位は「HTML/BankFraud.OD!phish」(3.91%)と、フィッシングスパムが上位を占めた。

 FortiGateは複数の検知パターンを持つため、BankFraud.ODやBankfraud.Eは、ベイジアンフィルタをだますためのコンテンツを含むコンテンツを発見するために、「ゆるやか」な検知パターンとなっている。一方、HTML/Volksbanken!phishはドイツの「フォルクス」銀行をターゲットにしたフィッシングメールを止めることに徹底的に特化した検知パターンとなっている。

 4位の「W32/Tibs.gen」(3.91%)および5位の「W32/Netsky.P@mm」(2.61%)はともにワームであり、特に2月8日を中心に大量に観測されたTibsは、2月は1種類の攻撃が目立ったが、すでに36種類の亜種が確認されている。また、Netskyはすでに古いワームといえるが、いまだに低いながらも安定した「残留活動」になっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]