Salesforce.comが米国時間3月19日、同社の中核CRMソフトウェアの最新アップデート「Spring '07」を発表するとみられる。Spring '07の発表は、前回の更新版「Winter '07」から2カ月と経っていない。
Spring '07の重要な特徴の1つが「Appspace」だ。Salesforceでコーポレートおよびプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めるKendall Collins氏によると、Appspaceは、ユーザーがコンテンツや発想をウェブ上で共有し、共同で作業できるよう設計されているという。「MySpace」を企業向けにしたようなものだと同氏は説明する。Appspaceが目標とするのは、ユーザーが文書を共有するだけでなく、アプリケーションを共有スペースに追加できるようにし、複数のソースからのコンポーネントをマッシュアップする(組み合わせる)、複合型のソフトウェアの新たな使い方を生み出すことだ。
Salesforceは2007年4月、Appspaceを限定リリースする計画だ。価格は、ログインユーザー200人につき月額995ドルとなる。Appspaceの一般リリースは、2007年中を予定しているが、Collins氏によると、限定リリース利用者の反応によって変更になる可能性もあるという。
またSpring '07には、カスタマイズ可能な検索機能や新しいワークフローエンジンも組み込まれている。これにより企業幹部は、Salesforceのサービスにログインしているか否かにかかわらず、承認を発行できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ