iPod Linuxを標的とする初めてのウイルスが出現

文:Joris Evers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年04月06日 13時31分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ロシアのアンチウイルス企業Kaspersky Labは米国時間4月5日、「iPod」への感染を目的に設計された初めてのウイルスを発見したと発表した。「Podloso」と名づけられた同ウイルスの脅威度は現時点では深刻でないという。

 Kasperskyによると、このウイルスの対象となるのは、iPodに「Linux」がインストールされている場合のみだという。また、同ウイルスはユーザーが自らiPodにロードしない限り、感染しないという。「ユーザーによる操作が介在しない限り、Podlosoが起動することはない」と同社は述べた。

 一旦起動すると、PodlosoはiPodのハードディスクをスキャンし、すべての実行可能ファイルに感染する。Kasperskyによると、感染ファイルを起動しようとすると、「You are infected with Oslo the first iPodLinux Virus(お前は、初のiPodLinuxウイルス『Oslo』に感染している)」と表示されるという。

 Apple製のハードウェア上でWindowsを実行している場合のみを対象としたウイルスのことを、「Mac OS X」のウイルスと呼ぶのはおかしいように、これをiPodウイルスと呼ぶのはいささか奇妙と思われる。

 Kasperskyは、「Podlosoは、典型的な概念実証型ウイルスである。このようなウイルスは、ある特定のプラットフォームを感染することが可能であることを示すために作成される。Podlosoは悪質なペイロードを含まず、深刻な被害を及ぼすものではない。これは単にこのような機器に対し、悪意のあるプログラムを作成することが理論的に可能であることを示しているだけである」と述べた。

 ちなみに以前にも、iPodにウイルスが混入したことはあった。Appleは、「RavMonE」というWindowsウイルスを含むiPodを出荷したことがあった。このウイルスはiPodには感染しなかったが、iPodに接続されたWindows PCに感染する可能性のあるものであった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算