日本ラドウェアは5月22日、アプリケーションセキュリティ製品「DefensePro」を機能強化した中小規模システム向けモデル「DefensePro-x02(DP-x02)」シリーズと、大規模システム向けモデル「DefensePro-x20(DP-x20)」シリーズの販売を開始した。初年度3億円の売り上げを目指す。
新製品は、どちらも攻撃や侵入に対する防御をハードウェアベースで行うエンジン「SME(String Match Engine)」を搭載する。これにより、性能の劣化を防ぐとともに、攻撃パターンの自己学習を可能にした。
新モデルでは、SIPサーバ、ソフトフォンなどのVoIPシステムをSIPプロトコル違反から保護し、シャットダウンやDoS攻撃、悪質な乗っ取りを防止することができる。また、IPv6に対応することで、IPv6プロトコルを使用したDoS攻撃防御などに対応する。
DP-x02シリーズは、100Mbpsから500Mbpsまで、スループットの段階的なアップグレードが可能。DP-x20シリーズは、600Mbpsから3Gbpsまでに対応する。
価格は、DP-x02シリーズがオープン、DP-x20シリーズが835万円から。5月に出荷する。