サイボウズとさくらインターネットは5月24日、企業向けの仮想デスクトップ環境に関して提携すると発表した。さくらインターネットが7月に開始するホスティングサービス「ビジネスホスティング」に、サイボウズのグループウェアを搭載してASPで提供する。
さくらインターネットのビジネスホスティングでは、顧客企業ごとに専用サーバを用意し、ウェブメールサービスやグループウェア、ファイルサーバ、仮想デスクトップといった業務環境を構築する。ユーザー情報をコントロールパネルで一括管理し、各ユーザーのIDとパスワードを統合できるため、管理者の負担軽減が図れるという。
同サービスにサイボウズのグループウェアを組み込むことで、スケジューラーや掲示板(BBS)を介し、中間業務の省力化と従業員間の知識共有を可能にするとしている。またサイボウズのグループ会社であるサイボウズ・メディアアンドテクノロジー(サイボウズMT)のシンクライアント「Nexterm(ネクスターム)」をオプション提供し、データ損失や情報漏えいなどリスク対策の需要に対応する。
サイボウズ、サイボウズMT、さくらインターネットの3社は今後、製品開発、販売の両面で協力していくとしている。