新日鉄ソリューションズ、グリッド技術応用のデータセンターサービスを発表

CNET Japan Staff

2007-05-30 20:56

 新日鉄ソリューションズは5月29日、仮想化・統合管理されたデータセンター上でグリッド・ユーティリティ技術を利用したユーティリティ・データセンターサービス「absonne(アブソンヌ)」の提供を10月から開始すると発表した。

 同サービスでは、同社のデータセンター運用ノウハウとグリッド・ユーティリティ構築・運用ノウハウを組み合わせて提供。ユーザーは、必要なITリソースを必要に応じて月単位で追加できるため、ITリソースに対する初期投資およびトータルコストを抑えることが可能になる。また、システム増強作業に伴うシステム停止時間も不要になる。

 同社は、今回のサービスに加えてアプリケーション構築・運用の最適化も見据えて、SaaS(Software as a Service)型のアプリケーション基盤の提供も検討している。

 新日鉄ソリューションズは2005年12月から自社内に設立したグリッド・ユーティリティ・コンピューティングの検証施設「NS Solutions Grid/Utility Computing Center(NSGUC)」内で、200ノード超の検証環境を用い、仮想化やプロビジョニングツールの評価検証、ハード障害時のシステム挙動検証など、ユーティリティ・データセンターサービスの実用化に向けて準備を行ってきた。

 これらの1年半にわたる検証成果を生かし、分散された3箇所のデータセンター上に大規模グリッド環境(223ノード、446CPU)を構築したのがabsonneになる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]