NECは5月31日、VPN環境構築アプライアンス製品「UNIVERGE SecureBranch」を発表した。6月7日に販売を開始する。
UNIVERGE SecureBranchは、社外からインターネット経由で社内ネットワークに接続可能とするVPN環境を構築できるアプライアンス製品。社外に持ち出したPCのうち、しかるべきセキュリティ管理および対策が行われたPCにのみ接続を許可する。
公衆無線LANを介して接続する顧客のために、中継サーバASPサービス「SecureBranch グローバルコネクションサービス(GCS)」をオプションで提供する。同サービスを使うと、NECが中継サーバの設置と運用や監視を代行するため、容易かつ安全に公衆無線LAN経由の社内ネットワーク接続を実現できるという。
UNIVERGE SecureBranchの主な仕様と税別価格は以下の通り。
- UNIVERGE SecureBranch E250
同時接続ユーザー数:25人
登録ユーザー数:250人
価格:85万円 - UNIVERGE SecureBranch E500
同時接続ユーザー数:50人
登録ユーザー数:500人
価格:150万円 - UNIVERGE SecureBranch E1000
同時接続ユーザー数:100人
登録ユーザー数:1000人
価格:280万円 - UNIVERGE SecureBranch中継サーバ
同時接続ユーザー数:25人
価格:50万円
NECは、同アプライアンス向けの導入ソリューションサービス「UNIVERGE PC安心持ち出しソリューション」を6月7日より提供する。
同サービスは、NECが顧客の業務形態やニーズを分析し、端末の種類とネットワーク環境の提案、設計および構築を行う。提供する端末としては、通常のノートPCのほか、シンクライアント端末「US50」と、内蔵ハードディスクに文書を保存しないドキュメント転送型PCを用意する。同サービスの税別価格は110万円からとなる。なお、ドキュメント転送型PCの出荷開始は7月2日の予定。
NECでは、2007年度における同アプライアンスおよびサービスの導入件数を200件と見込む。