キンドリルジャパンは、Amazon Web Services(AWS)クラウド環境の設計・構築・運用を包括的に支援するプラットフォーム「Kyndryl Developer Services」を発表した。11月に提供が開始されている。同サービスを利用することで、AWSのIT資源を最適なコストで利用できるという。
キンドリルは、AWSとのグローバルな戦略的パートナーシップを締結しており、30年以上の実績の中で、ミッションクリティカルなシステムのサポート経験を蓄積してきた。このためハイブリッドクラウド/マルチクラウドの運用に関するスキルや知見も豊富だという。
今回提供するサービスは、「DevOpsポータル」「設計済みの構成テンプレート」「マネージドサービス」で構成される。
DevOpsポータルは、開発者が要件を選択するだけでクラウド環境を簡単に構築できる。ITインフラの深い知識やスキルがなくても、アプリ開発環境やITインフラを自動構築できる。これにより開発者は開発業務に集中でき、運用者の認知負荷も軽減されるという。
設計済みの構成テンプレートは、キンドリルの知見を基に開発された高品質の標準テンプレート。AWSの「金融リファレンスアーキテクチャ日本版」に基づき、金融業界で求められるセキュリティと可用性を確保できる。これによりITインフラの標準化が進み、ITシステム全体の効率化に貢献できる。今後、様々な業界ニーズに対応するテンプレートを拡充予定だという。
マネージドサービスでは、キンドリルのエンジニアが、DevOpsポータルやテンプレートの利用を支援する。AWSのIT資源を最適なコストで利用でき、問い合わせ対応、運用作業支援などのサービスも利用可能だ。