OKIは6月25日、2006年度の環境活動をまとめた「環境報告書2007」を発行した。同日より、OKIインターネットホームページで公開されている。冊子の配布は、2007年8月中旬を予定。従来から発行していた英語版に加え、新たに中国語版も9月中旬より公開する。
この報告書は、OKIグループの環境情報を広く社会に公表し、ステークホルダーの理解と信頼を得ることを目的としたもの。2006年度の活動事例としては、「事業活動における環境活動」「環境マネジメントにおける環境活動」「商品における環境活動」の大きく3つの分野を推進している。
事業活動における環境活動では、電気電子業界統一目標である「2010年度までに1990年度比で実質生産高CO2原単位注1を28%改善する」をすでに達成。また、グループ最大のエネルギー消費事業である半導体事業グループでは、2005年度比5500トンのCO2を削減している。
また、環境マネジメントにおける環境活動では、環境ISOの統合認証を推進。2006年度は、海外のタイ地域の3生産拠点と国内の8グループ企業、10サイトを統合。全体では68企業、36サイトの統合を完了した。
さらに商品における環境活動では、顧客のニーズや各種規制に確実に対応することを目的に、製品含有化学物質マネジメントシステムを運用。各製品が社内の環境基準に適合しているかどうかを評価する製品環境アセスメントも実施している。
今後もOKIグループでは“全社ネットワーク型環境経営”により、「製品の低消費電力化」「事業活動における省エネルギーなど温室効果ガスの削減」「製品に対するグローバルな環境規制への確実な適合」など、一貫した環境施策と質の高い環境経営の実践を目指していく。