沖電気ネットワークインテグレーション(OKINET)は6月21日、オートメーション事業を展開する山武が沖電気(OKI)のビデオ会議システム「Visual Nexus」を採用したことを発表した。
同システムは、既存ビデオ会議専用端末を利用した多地点会議を可能にし、PC用ソフトウェア「Visual Nexus Endpoint」を通してPCから会議に参加できるようにする製品。山武は、既存のビデオ会議専用端末との相互接続が可能であることや、システムの拡張性などを評価し、採用を決めた。
今回導入されたシステムでは、山武の国内拠点・海外拠点を含めて同時に20端末を接続。既存のビデオ会議端末とPCに表示されているアプリケーション画面のリアルタイム共有を可能にする。また、山武の藤沢テクノセンターにOKINETが独自にアプライアンス化した多地点接続サーバ「VOCS 5000」を設置し、すべてのビデオ会議端末の管理を一元化した。
山武ではこれまで、国内拠点間では部門ごとにビデオ会議専用端末を利用した会議を行っていた。しかし、海外拠点とのコミュニケーションは電話やメールのほか、出張して打合せをするケースがほとんどだった。多くの部門で、こうした状況を改善したいとの声が上がっていた。