沖電気工業、沖電気ネットワークインテグレーション(OKINET)、ポリコムジャパンの3社は5月16日、ビデオ会議システムとIP電話を連携させるオフィス向けコミュニケーション製品の共同提供を発表した。また、沖電気とOKINETは同日、トーメンサイバービジネス(TCB)とも同様の発表を行った。
今後、OKINETは、ポリコムのビデオ会議システム「Polycom VSXシリーズ」と沖電気のIP電話サーバ「IP COVNERGENCE Server SS9100」を連携させ、ソリューション製品として提供していく。同製品を利用すると、Polycom VSXシリーズでビデオ会議を実施中に、SS9100の電話端末を会話に参加させることが可能となる。沖電気らは「これにより、場所を問わない判断の迅速化を図ることができ、経営スピードの向上に寄与する。このシステムは、既存のテレビ会議端末とも接続できるので、資産を有効に活用することが可能」としている。
Polycom VSXシリーズとSS9100の接続には、トーメンサイバービジネス(TCB)のビデオ会議システム「Visual Nexus」「Visual Nexus SIP Option」を利用する。Visual Nexusと同SIP OptionはSIPとH.323の両プロトコルに対応しているため、単一IPネットワークでSIP対応機器とH.323対応機器を同時に使用可能な環境が実現できる。
4社は、5月18日から19日にサンシャインシティ文化会館で同時開催されるIPテレフォニー&ケータイソリューション2006とビジュアル・コミュニケーション2006に、対象となるソリューション製品を参考出展する予定だ。