立芝、OKIのIP-PBX「IPstage EX300」導入--無線LAN対応携帯電話も採用

CNET Japan Staff

2007-06-08 10:53

 沖電気工業(OKI)は6月7日、立芝が同社のIP-PBX「IPstage EX300」をベースとしたIPテレフォニーシステムを導入したことを発表した。

 広島県を中心に構内放送や監視システム、CATV設備をはじめとする各種の電気工事や、通信ネットワーク機器の販売・施工を行っている立芝は、本社オフィスの電話設備の老朽化に伴い、外出勤務が主となる営業や工事・保守員と、いつでも、どこでも連絡が取れる新しい電話システムの導入を検討してきた。

 結果、経済的かつシンプルなモバイル環境が構築できる点などを評価し、EX300をベースに、VoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS BR2102」と、1つの端末で内外線を兼用できるKDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」を取り入れたIPテレフォニーシステムの採用を決定した。

 今回のシステムでは、外出の多い営業や工事・保守員を中心に電話端末としてE02SAが56台導入され、社内では内線電話として社員同士の連絡に使用され、社外活動時には携帯電話として機動力向上に役立てられている。

 オフィス内には6台のMWINSが設置され、E02SAはMWINSを介して、EX300配下で社内では内線電話として動作している。E02SAを持つ従業員を呼び出す際には、その携帯番号へダイヤルしても、相手が社内にいる場合は内線に自動転送されるため、通信コストの低減にも役立つ。

 今後、人事異動などによる配置換えの際にも、端末を持って移動するだけで済むため、配線などの工事費用も削減できる。また、社内での勤務が中心の社員は、OKIの新技術「マイeおと」を搭載した多機能電話機「マルチ・キーテレホンR」28台を使用している。

構成図 立芝のIPテレフォニーシステム構成図

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]