沖電気工業は8月21日、化学製品メーカーのクレハの本社と仙台営業所をつなぐ企業内IPセントレックスシステムを構築したと発表した。システム構築には、グループ会社の沖ウィンテックも協力した。
クレハは、2005年10月の本社移転時に沖電気のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100」を導入し、同サーバに接続したIP多機能電話機500台を業務に利用している。今回、このIP電話システムを拡張し、本社と仙台営業所を接続した。
仙台営業所のシステムは、本社にあるSS9100の管理下とし、13台のIP多機能電話機を設置。同システムのLAN配線は、IP電話用の音声系とPCなど用のデータ系の2系統に分かれている。そのため、データ通信量が増えても音声通話に影響せず、QoS機能対応スイッチを用いる必要がないことから、構築段階でコストを削減できた。
今後、クレハでは、この同IPセントレックスシステムを全国28拠点に拡大する計画だ。