東洋濾機がモバイルセントレックスシステムを導入--沖電気の「SS9100 Type M」をベースに構築

CNET Japan Staff

2006-07-24 20:51

 沖電気工業は7月24日、東洋濾機製造に同社のIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100 Type M」をベースとしたモバイルセントレックスシステムを納入したことを発表した。

 東洋濾機は、社内の業務改革のため、モバイル環境の導入を検討。モバイルセントレックス構築の実績や、既存システムからIPシステムへの段階的な移行を実現できること、今後の拡張性などを評価し、SS9100 Type Mをベースとしたシステムが採用された。

 このシステムでは、本社オフィスのIP遠隔ユニットの配下に社員向けPHS端末約200台をつなげた。また、無線LANアクセスポイントとして沖電気の「MWINS BR2102」を設置し、その配下に管理職向けの「FOMA/無線LANデュアル端末」約20台がつながる予定だ。MWINS BR2102にはデータ端末(PC)も同時につながり、データと音声がIPネットワーク上で統合されたシステムとなる。SS9100 Type Mは、これらを制御するために使用される。

 また、各部門の共有スペースにはIP多機能電話機「eおと IPフォン」約15台を採用。工場棟には広域LANと光無線で負荷分散された2系統のネットワークが繋がり、既存のPBXを有効に活用しながらPHS端末を社内広範囲で利用できるモバイル環境を実現した。

 今後は、FOMA/無線LANデュアル端末の増設や、工場棟への無線LAN拡張のためにMWINS BR2102の増設、そして研究棟の新築計画に伴うネットワーク拡張が計画されている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]