30日(現地時間)、デンマークのSecuniaは、シスコシステムズのCisco Unified CallManagerバージョン3.x、4.xと、Cisco Unified Communications Managerバージョン4.xに、複数の脆弱性が存在することを発表した。
今回発表された脆弱性は2つ。危険度は5段階の中間に位置する「Moderately critical」。悪意を持ったユーザからクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションの攻撃を受ける可能性がある。詳細は次の通り。
- ログオンページに渡されたパラメータが正しくサニタイズされないため、ユーザのセッション中で任意のHTMLやスクリプトを実行できる。
- ログオンページに渡されたパラメータが正しくサニタイズされないため、SQLのクエリ中に任意のSQLをインジェクトできる可能性がある。
これらの脆弱性は、3.3(5)sr2b、4.1(3)sr5、4.2(3)sr2、4.3(1)sr1以前のバージョンに存在する。利用者は、至急これらのバージョンにアップデートされたい。