インテル、物理演算エンジンのHavokを買収へ

文:Tor Thorsen(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年09月19日 11時56分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Intelは、アイルランド企業Havokを買収することを明らかにした。Havokは、社名と同名の物理演算エンジンを開発している。

 この買収に関する金銭的条件は明らかにされていないが、Reutersの報道よると、アイルランドのベンチャーキャピタル企業TVC Holdingsは、買収金額を約1億1000万ドルと見積もっているという。TVCは現地時間9月17日、Havok株式の約27%(約2100万ドル)を売却することで同意した。

 ダブリンに拠点を置くHavokは、デジタルエフェクトやゲームの物理演算に関連したミドルウェアを9年間開発してきた。同社はテキサス州サンアントニオやサンフランシスコ、スウェーデンのストックホルム、インドのコルカタ、ドイツのミュンヘン、東京にも事業所を開設している。

 同社の技術は、「BioShock」「Stranglehold」「Half Life 2」「The Elder Scrolls IV: オブリビオン」「Crackdown」「Lost Planet: Extreme Condition」「MotorStorm」「Halo 3」など多くのビデオゲームに採用されていた。また、「マトリックス」「トロイ」「ポセイドン」などの映画にもHavokの技術は利用されてきた。

 IntelでSoftware and Solutions Group担当ゼネラルマネージャーおよびバイスプレジデントを務めるRenee James氏は声明で、「Havokは、ゲームやデジタルコンテンツ向けの物理演算技術において実績のあるリーディングカンパニーであり、Intelのビジュアルコンピューティングやグラフィックス分野での取り組みのおいて主要な要素となるだろう」と述べる。同氏はまた、IntelはHavokの業務に関して干渉しない方針をとり、Havokが従来どおり独立して業務を続けられるよう計画していると付け加えた。

 この買収は、今週サンフランシスコで開催のIntel最大級の技術カンファレンスであるIntel Developer Forum(IDF)に先だって発表された。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算