日本オラクルは10月4日、中堅企業向けに日本オラクルの業務アプリケーション製品群「Oracle Applications」を導入するためのパートナープログラム「Oracle Accelerate(オラクルアクセラレート)」を発表した。この発表により日本オラクルは、パートナー各社との協業を強化し、中堅企業向けビジネスの拡大を目指す。
Oracle Accelerateは、パートナー各社のアプリケーション導入における業務知識、業界知識や技術力をもとに、Oracle Applicationsを低価格かつ短期間で導入するためのソリューションを開発し、市場に展開するためのパートナープログラム。ソフトウェアライセンス、ハードウェア、サービスで構成され、中堅企業向けに一括で提供する。
同プログラムに参画するパートナー各社は、Oracle Applicationsの短期導入ソリューションの開発を支援する仕組み「Oracle Business Accelerators(オラクルビジネスアクセラレータ)」を活用することで、新しいソリューションを迅速かつ短期間に開発することが可能。顧客ごとに発生する機能追加、変更作業を最小限にし、導入期間、導入コストを削減することができる。
日本オラクルは、パートナー向けにOracle Business Acceleratorsを無償で提供するほか、Oracle Applications技術者拡充プロジェクト「Project +1000」のプログラムの一部を提供。製品の導入技術習得コース、中堅企業向けERP製品の導入技術習得コース、プロジェクトマネジャーのスキル習得コースを提供する。
同社はこれまで、中堅企業向けに「Oracle E-Business Suite」導入を加速するためのパートナー向け施策「Oracle NeO」を提供していた。Oracle NeOは今後、Oracle Accelerateに統合される。統合により、これまで日本独自に展開されていたパートナー向け施策を、グローバルなパートナー施策として強化することができる。
すでに20社のパートナーがOracle Accelerateへの参画を表明。Oracle E-Business SuiteおよびJD Edwards EnterpriseOneを中心に、2007年12月までに30種類のOracle Accelerateソリューションを提供する。
