キャリアを台無しにする3つの過ちとは? - (page 2)

文:John McKee  翻訳校正:アークコミュニケーションズ、磯部達也

2007-11-30 08:00

 とても成功している人に、自分のキャリア、個人の生活、金銭的な状態について計画をお持ちですか、とたずねてみるとよい。85%以上が持っていると答えるだろう。こうした人たちは、紙に書き留めてはいないかもしれないが、どうするつもりなのかは説明できるのだ。

 2.結果を出せない--ビジネスの勝者は、結果を出す責任の重さを知っている。

 努力しているというだけで、結果にかかわりなく権利意識を抱く人たちが途中で脱落することは目に見えている。

 多くの企業では、昇進や昇格は、誰を知っているかやその人の外見が基準になっていて、有能なマネージャーであるかどうかには基づいていないように思える。年功序列に基づいて昇進が決定されていて、結果にはさほど重きが置かれない企業も多いようだ。そのような環境では、結果に対して無頓着になりやすい。結果は重要ではないと信じたり、もっと悪ければ、自分の立場は安泰だと信じたりする。

 驚くなかれ。今日の労働市場では、いつまでも安泰な人はいない。少なくとも、時には望ましい結果を出さないと、ずっと会社で生き残るのは無理だ。自分の努力が会社に何をもたらしているかを厳しく見直してみよう。自分の働きを、こうした違いを生み出していると数値化して示すことができるだろうか。その問いに対する答えが、あやふやで客観的でない貢献ばかりで、会社の重要な目標や財務目標に良い影響を与えていないのなら、危険な状態にある。

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