Nintendo OS開発中:ECMAScriptで操作可能

後藤大地(オングス)

2007-12-04 16:09

 任天堂が研究システムとして開発しているオペレーティングシステムに「esオペレーティングシステム」がある。随時開発が続けられているが、パッケージで公開されているのは10月11日に公開されたesオペレーティングシステム バージョン0.1.0だ。現在も開発は継続しており、12月3日にもSVNリポジトリに修正がコミットされている。

 esオペレーティングシステムではインターフェイス定義言語でオブジェクトインタフェースを記述し、C++でソフトウェアコンポーネントを開発していくことでOSの開発としている。esオペレーティングシステム自身の操作はECMAScriptインタープリタを経由しておこなうようになっており、すべてのオブジェクトインタフェースが同インタプリタから操作可能だ。

 esオペレーティングシステムはQEMUを使って開発されており、i386アーキテクチャで動作する。現在開発が進められているOSだが、情報を日本語で得られる興味深いプロジェクトでもある。今後も注目していきたい。

 それにしても、Nintendo esを略してnesというのがなんとも……

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]