プロセッサがMONITOR/MWAITコマンドをサポートするというメッセージ

OSSメッセージペディア

2007-12-26 15:00

monitor/mwait feature present.

対処

通知情報のため、対処の必要はなし。

説明

プロセッサがMONITOR/MWAITコマンドをサポートする。

マルチスレッドプログラムにおいて1つのスレッドがある処理が完了するまで他のスレッドが処理を待つという同期処理の場合が沢山ある。アイドリング処理はそのための実装である。処理方式はpoll, mwait, haltの3つがある。monitor/mwaitコマンドのサポートされるプロセッサであれば、mwait方式が自動的に選択される。また、カーネルパラメータにidle=poll又idle=haltを指定可能であるが、指定しない場合はディフォルトはhalt方式が選択される。halt方式は割り込みが発生するまでプロセッサがアイドリングする方式である。一方、poll(問い合わせ)方式は特定なレジスタの内容が変るまで問い合わせ続けるする方式である。mwait方式では、mwait命令を発行すると、そのスレッドが休止状態になり、monitor命令で指定されたメモリアドレスに他のスレッドが書き込みを行なうまでアイドリング中のスレッドがCPUリソースを消費しないため、パフォーマンスの低下を避けられる。

このカーネルバージョンでは、本メッセージの次にUsing mwait in idle threads.が表示される。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]