実に便利な世の中になったもので、ちょっとした知識ならわざわざ図書館に行かずとも、数秒で手に入れられます。中でも Wikipedia は革新的なモデルで、Open Source と同じくコミュニティ内の善意に依存していますが、Open Source とは違いさほど時間や労力の投入の必要がないだけに、ビジネスの入り込む余地が少なく、安定して長続きしそうな気がします。定義がよく分かりませんが、こういうのを Web 2.0 というのでしょうか、単なるアナログ手続きの焼き直しではないデジタルならではのモデルであり、新しい価値を感じます。
しかし、新たな時代への過渡期ということもあるでしょうが、分かってはいても、人はまだそのような状況に十分ついていけていないのかもしれません。やたらと情報が氾濫することで、「物事を知っていること」自体の価値が大きく低下していますが、ついそれを忘れて、なんだか自分が賢くなったと勘違いしてしまいます。