花押について、ご存知でない方が多いのではないでしょうか。家紋が家や一族というグループのマークだとすると、花押はその人個人のマークとも言えます。時代劇で武将や大名が手紙の最後に模様のようなものを書き込む場面がありますが、それが花押なんです。ずっとずっと昔から日本では、花押がサインとして使われてきた歴史があるそうです。
現在でも政府の持ち回り閣議でのサインや、神社での記帳、上場企業の社長さんが社内で使用する正式なサインとして使われているそうです。また社長さんでなくても、外資系の企業にお勤めで日本文化に造詣の深い人はあえて花押でサインをしているそうです。