IDC Japanは3月31日、国内通信事業者のソリューション/マネージドサービス の市場規模予測を発表した。
発表によると、2007年のインターネットデータセンターiDC、セキュリティ関連サービス、SIソリューショ ン、ネットワーク運用保守の合計は前年比14.5%増の7003億円だった。今後は、製造 業および非製造業でコンプライアンス対応や災害対策などによるiDCを基盤とする バックアップ/ストレージサービスの需要などが市場を牽引、2007〜2012年の年間平 均成長率(CAGR)は13.8%、2012年には1兆3364億円に成長すると予測している。
同社のコミュニケーションズシニアマーケットアナリストの川上晶子氏は 「2008年以降のソリューション/マネージドサービス市場は、業界再編や規制緩和に よるシステムやネットワークの更改、コンプライアンス対応、災害/事業継続対策な どを追い風に、引き続き堅調に成長するであろう。国内通信事業者は今後の成長が期 待されるオンデマンド型サービスの拡大に合わせ、NGNの特性を生かしたデータセン ターインフラを早急に構築し、先行者利益を享受すべく体質強化を急ぐべきであろ う」と述べている。