Office Labs――いずれは将来のMicrosoft製品のひとつとなるかもしれないし、ならないかもしれない企業を対象とした技術をテストしているMicrosoft内部のインキュベーター――が今週、そのアイディアをもうひとつ披露することになった。
「TownSquare」として知られる最新のアイディアは、ビジネスユーザーに焦点を絞ったソーシャルネットワーキングツールである。Computerworldによると、Microsoftは米国時間6月12日にボストンで開催されるEnterprise 2.0 Conferenceでこの新サービスのデモを披露する予定だという。
TownSquareは、「Facebook」と似たようなレイアウトを通して、プロモーション、記念日、そして個別のユーザーに関する共有ドキュメントの修正リストにいたる会社内部の情報を提供する。
前述の記事によると、TownSquareはMicrosoft内部で1月にローンチされており、これまで8000人のMicrosoft従業員が試運転しているという。
Microsoftは会社全体でほかにも多数のソーシャルネットワーキング関連のプロジェクトへの取り組みを強化している。今年に入り開催されたTechFestリサーチフェアでは、Microsoft関係者は、コード名「C2」と呼ばれるFriendFeed風のアグリゲーションツールを披露した。これは比較的近い将来にも「Windows Live for Mobile」に進出することになりそうだ。また今週に入り、Microsoftはポッドキャストを作成、管理するための「SharePoint Server」プラグインのテストビルドを開始している。
Office Labsは社内の異なるチームと連動してほかにも新プロジェクトに取り組んでいる。一例として:小規模企業を対象としたオンラインサービス市場の「TaskMarket」。これはOffice LabsがMicrosoft Research Asiaと連動して開発している。TaskMarketはWord、Excel、PowerPoint、そしてAccessを利用して作られたタスクに注力している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ