Microsoftが米国時間6月7日〜10日にかけて開催しているWorldwide Partner Conferenceの2日目にあたる6月8日は、それほど多くのニュースがあったわけではなかったが、いくつかの製品に関する重要な情報が発表された。
その1つは、Microsoftの中小企業向けのサーバ製品が、最終版に近い「リリース候補版」(RC)にもうすぐ達する、という話題だ。これは中規模企業向けの「Windows Essential Business Server(EBS) 2008」(開発コード名「Centro」)とスモールビジネス向けの「Windows Small Business Server(SBS) 2008」(開発コード名「Cougar」)で、どちらも11月12日に正式版が発売されることになった。
同社はさらに、最近開発が完了した仮想化技術の「Hyper-V」について、予定どおりWindows Update経由で提供開始したことを明らかにした。Hyper-Vは6月末から提供されていたが、その時点では手動ダウンロードで入手するしかなかった。
Microsoftによると、Hyper-Vのプレリリース版は150万コピーが配布されたという。もっとも、筆者の記憶違いでなければ、「Windows Server 2008」にはHyper-Vのプレリリース版がもれなく付属していたはずだ。
Microsoftはまた、いくつかの新しいオンラインツールをパートナー向けに提供開始している。パートナー企業どうしで助言やアイデアなどを共有できるソーシャルネットワーキングツールの「Digital Forum」や、パートナー企業の製品を紹介するオンラインカタログのアップデート版「Microsoft PinPoint」などだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ