東芝、業界最大記憶容量240Gバイトの1.8型HDDを発表

文:Dong Ngo(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、長谷睦

2008-09-11 11:44

 東芝は日本時間9月10日、2種類の1.8インチ(1.8型)ハードディスクドライブ(HDD)を発表した。シングルプラッタモデルの「MKxx31GAL」シリーズと、デュアルプラッタモデルで1.8型としては世界初となる240Gバイトの記憶容量を持つ「MK2431GAH」の2種類で、シングルプラッタモデルのシリーズには、120Gバイトの「MK1231GAL」と、80Gバイトの「MK8031GAL」がある。

 一般に、1.8型のHDDはスモールフォームファクタのポータブルHDDに分類される。ただしこの分野の標準サイズは2.5インチで、1.8型は主に携帯型メディアプレーヤーやビデオカメラ、および超小型のモバイルPCに使用されている。

 東芝の新しい2種類のHDDは、インターフェースにパラレルATA(PATA)を採用し、120Gバイトおよび240Gバイトモデルについては1平方インチあたり344Gビットという業界最大の面記録密度を実現している。また、記録方式には、2005年に初導入され、現在第4世代にあたる垂直磁気記録技術が使われている。

 新しい1.8型のHDDシリーズは、機構およびファームウェアについても設計を一新し、耐久性を向上させるとともに、PCの内蔵HDDとしての用途だけでなく、薄型のモバイル機器にも非常に適したモデルとなっている。特に240Gバイトのデュアルプラッタモデルは、軽量のモバイルPCやハイエンドのデジタルビデオカメラに適している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]