Microsoftは米国時間10月9日、開発者向けにセキュリティ情報を発表した。これは月例セキュリティアップデート「Patch Tuesday」の前に、IT部門を対象に公開するものだ。Microsoftによると今回のセキュリティ情報の深刻度は、「緊急」レベルが4件、「重要」レベルが6件、「警告」レベルが1件となっている。
同社は10月から、新たな脆弱性に関する技術詳細を、一般向けの発表前にソフトウェア開発者に通知し、影響を受ける製品をアップデートする機会を与えることにしている。Patch Tuesdayでは、システム管理者が修正パッチの優先順位を決めるのに役立つよう、各セキュリティ情報に「Exploitability Index」を付ける予定だ。
緊急レベルの4件は、「Windows」「Internet Explorer」「Microsoft Host Integration Server」「Microsoft Office」の脆弱性に関するものだ。いずれも、悪用されるとリモートからコードを実行される可能性がある。
重要レベルの6件は全てWindowsに影響するもので、悪用されるとリモートからのコード実行や権限昇格が行われる可能性がある。
警告レベルの1件は「Windows Office」に影響し、悪用されると情報漏洩のおそれがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ