Yahooは米国時間11月18日、「BrowerPlus」をオープンソースとして公開することを発表した。ライバルのGoogleが「Google Gears」でとった戦略を考えると、当然といえそうだ。
BrowerPlusとGearsはともに、ウェブブラウザに機能を追加するプラグイン。ウェブアプリケーションが、ユーザーのPCのOS上でネイティブに動くアプリケーションに対抗できるようにするものである。Gearsはすでにオープンソースとして公開されている。Yahooは11月18日、Yahoo Developers BlogにてBrowserPlusをオープンソースにすることを発表した。
Yahooでチームリーダーを務めるLloyd Hilaiel氏は、「オープン性はYahooの重要なイニシアティブであり、2008年以降の主要なテーマとなる。BrowerPlusのオープンソース化は、オープンソースへのコミットの一部といえる」と述べている。「オープンソースにすることで、開発者は分散型のアプローチでプラットフォームを迅速に拡張できる。コミュニティーからの貢献とレビューにより、BrowerPlusが人気のあるOSとブラウザ上で動く安全かつ堅牢なプラットフォームとなることを望んでいる。BrowerPlusがインターネットインフラの重要な技術となるよう願っている」
Hilaiel氏はまた、ユーザーからいくつかの機能の構想が提案されていることにも触れている。
「フォーラムでは、PtoP機能のサポートなどが議論されている。ユーザーからは、バグレポートを改善するための画面キャプチャ機能なども提案されている。ウェブカメラの統合、スケジュール帳データの容易なインポート、Word文書のドラッグ&ドロップ、BitTorrent・・・、アイデアは尽きることがない。コミュニティが今後数週間、数カ月の間にどのような機能を提供するか、楽しみにしている」(Hilaiel氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ