アイ・ティ・アール(ITR)は1月22日、国内におけるERPの市場規模および動向を調査し、「ITR Market View:ERP市場2009」としてレポートの販売を開始した。国内48社のソフトウェアベンダーの製品を対象としている。
国際的な競争激化や統廃合といった市場の変化に迅速に対応するため、企業は基幹システムを自社開発からERPをベースとしたシステムへ移行する傾向が強く、2007年度まで国内ERP市場は好調に拡大してきた。しかし、2008年度から始まった世界的な景気後退の影響がIT投資にも表れてきている。
レポートによると、国内ERP市場の2007年度の出荷金額は約914億円、前年比10.4%増となった。2008年度は前年比4.8%増の958億円、2009年度は同0.7%増の965億円、2010年度は同2.4%増の988億円と、低い伸び率で推移すると予測している。