Microsoftは、携帯電話内のデータの保存、共有、バックアップが可能なウェブベースのサービス「My Phone」を正式発表する準備を進めているようだ。
同サービスは、使用する携帯電話にMicrosoftの携帯端末向けオペレーティングシステム(OS)「Windows Mobile 6」が搭載されていることが条件となる。また、当初はユーザーを限定したベータ版として提供される。
Microsoftは公開予定日前にMy Phoneを誤ってウェブ上で公開してしまい、その際に同サービスの詳細が漏れてしまった。同サービスについて最初に報じたのはブログEngadget Mobileのようだ。同ブログはこのサービスをSkyBoxと呼んでいた。
MicrosoftのMy Phoneサイトによると、同サービスでは携帯電話内のデータのバックアップや保存、アドレス帳やスケジュール情報へのアクセス、写真の共有が可能だという。ユーザーには200Mバイトの無料ストレージが提供されるが、その制限を超えた分のファイルは消去され、同期できなくなるため注意が必要だ。
ZDNetに寄稿するMatthew Miller氏は、My Phoneサービスを間もなく立ち上げるとの確認をMicrosoftから取り付けている。以下はMiller氏による同社の声明の抜粋だ:
われわれは、新しいMicrosoft My Phoneサービスを提供できる日を心待ちにしている。まずは、招待制の制限付きベータ版として提供する。このサービスは携帯電話をPCやウェブと結び付け、モビリティをMicrosoftにおけるソフトウェアプラスサービスの要に据えたという意味において、重要なマイルストーンである。
Microsoftは、2月中旬にスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congressで、このサービスのより詳しい内容を発表する予定だ。
1月に、MicrosoftのWindows Mobile部門の幹部Andy Lees氏は、CNET NewsのIna Fried記者に対し、同イベントでMicrosoftの新しい携帯電話戦略の第一段階を発表すると語り、その例として携帯電話をPCやウェブと結び付けるサービスを挙げていた。
Lees氏はCNET Newsのインタビューに対し次のように語った。「Mobile World Congressで多くの発表を行うが、それを皮切りに、向こう12〜18カ月間でいろいろなものを披露してゆく」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ