#9:DNSセキュリティ拡張機能(DNSSEC)
Windows 7では、「DNSセキュリティ拡張機能」(DNSSEC:Domain Name System Security Extensions)もサポートされている。DNSSECとは、DNSプラットフォームのセキュリティを強化するための拡張仕様である。DNSSECを用いることで、DNSゾーンではデジタル署名テクノロジが利用されるようになり、受信したデータの真正性を検証できるようになるのである。
TechNetのPort 53ブログによると、DNSクライアントが自動的にDNSの検証を行うようになるわけではないものの、セキュリティについて考慮されているため、サーバが検証結果を返してくることを期待するようになるという。詳細についてはこのページ(英文)を読んでほしい。
#10:Internet Explorer 8(IE 8)
Windows 7にはウェブブラウザとして「Internet Explorer 8」(IE 8)が搭載されている。そしてIE 8では以下のようなセキュリティ強化策が導入されている。
- SmartScreenフィルタ--IE 7のフィッシングフィルタを改善し、置き換えたものである。
- XSSフィルタ--XSS(クロスサイトスクリプティング)攻撃を防ぐためのものである。
- ドメイン名のハイライト表示--URLの適切な部分が強調表示され、ユーザーの訪問しているサイトが本物かどうかを判別しやすくする。
- ActiveXのセキュリティが強化され、サイト単位にActiveXコントロールのインストールを行い、その実行可否を決定することができるようになっている。
- 「データ実行防止」(DEP:Data Execution Prevention)機能がデフォルトで有効になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ