有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月19日、制御システムなどのソフトウェアの開発や構築に携わる技術者を対象とした「制御システムベンダーセキュリティ情報共有タスクフォース」を発足したと発表した。
制御システム分野においてもセキュリティ対策への関心が高まりつつあり、新たな脅威の報告も続いている一方で、対策やベストプラクティス、セキュリティ評価などは整備段階にあり、開発や構築に携わる制御、計装技術者は、有用な情報を集めて吟味するための負担が今後増すことが予想される。こういったことから、セキュリティ関連情報の共有と活用をうながすため、タスクフォースを発足したという。
具体的にはセキュリティ情報メールニュースの配信や定期会合の開催などを行う。制御・計装技術者の協力を得ながら、制御システムにおけるセキュリティ対策を促進するような活動をしていくとのことだ。
制御システムベンダーセキュリティ情報共有タスクフォースは、「制御システムセキュリティワークショップ2009」において募った希望者が現在参加している。今後は既存メンバーの紹介により参加者を登録していく。なお、参加は無料となっている。