オペラ、ブラウザ最新版「Opera 9.64」を公開--深刻な脆弱性に対処

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、高森郁哉

2009-03-04 12:28

 ノルウェーのOpera Softwareは現地時間3月3日、同社製ブラウザ「Opera」の脆弱性を修復する重要なセキュリティアップデートをリリースした。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、改変したJPEG画像を使って、ユーザーのシステムの権限を奪う可能性がある。

 アップデートされた最新版の「Opera 9.64」は、Opera 9の旧バージョンに存在したセキュリティ上の脆弱性に対処している。

 Opera Softwareの勧告によると、Operaのプラグインに見つかったこの脆弱性が、細工されたJPEG画像に悪用された場合、Operaがメモリ破壊を引き起こしてクラッシュする危険があり、任意のコードの実行やクロスサイトスクリプティングにつながる可能性もあるという。

 セキュリティソフトウェア企業のSecuniaは、この脆弱性の深刻度を(5段階評価の中で2番目に高い)「Highly Critical」と評価している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]