「Firefox 3.1 Beta 3」のリリースノートによると、新しいバージョンは、「Web Workers」の改善、Geckoレンダリングエンジンの高速化、TraceMonkeyのアップグレードを含んでいるという。
Firefoxは現在、Appleのベータ版「Safari 4」やGoogleの「Chrome」とJavaScript性能を競っている。また、市場シェアにおいて、「Internet Explorer」が独占的な地位にあるが、Firefoxはそれに続いている。
Mozillaは当初、ベータ版としては3番目のバージョンが最後という考えでいたが、その計画を変更している。3.1ベータ版における変更の大きさを理由に、次のフルリリースはバージョン3.5になるという。ファイナル版3.5公開前には、4番目のベータである3.5ベータ4もリリース候補サイクルの前に計画されている、とMozillaは述べている。
「バージョン番号が上がるが、この提案は、その莫大な作業量より、ShiretokoがFirefox 3の小さな段階的な改良という以上の印象を与えるためになされた。TraceMonkey、ビデオタグおよびプレーヤーサポート、データプライバシーにおけるユーザーコントロールの改良、ウェブレイアウトとレンダリングプラットフォームへの大幅な改善などが含まれるためだ」とMozillaのMike Beltzner氏は先週、ブログ投稿で明らかにしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ