Canonical、クラウドコンピューティングサービスの展開で計画詳細を発表へ

文:Charles Cooper(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2009-03-25 15:19

 独自のクラウドコンピューティングシステムの構築を目指す企業を支援するための技術を提供している企業リストにCanonicalを追加してほしい。しかし、まだ萌芽期のクラウドコンピューティング市場で、より知名度の高い他企業と異なるのは、その技術がオープンソース企業から提供されるという点だ。

 Canonicalは、「Ubuntu」オペレーティングシステム(OS)の商業スポンサーとして最も良く知られている。Ubuntuは、Debian GNU/Linuxベースのコンピュータ用OS。Ubuntuは800万〜1000万人のユーザーを抱え、その使いやすさですくなからず成功を収めてきた。

 Canonicalは4月に、クラウドコンピューティングサービスの提供に関する計画の最初の詳細を発表する予定となっている。現時点では、まだ詳細はほとんど明らかになっていないが、同社の経営陣は、これまでの経験などを生かし、UbuntuをオープンソースOSとして推進した時と同じアプローチを採用するつもりだ。

 その基本的な考え方は、クラウドコンピューティング技術をオープンソースで提供し、ユーザーがそれぞれのニーズに適合するように変更可能にするというものだ。同時に、Canonicalは開発者らのフィードバックループを活用し、バグの修正や製品の向上に役立てたいと考えている。利益は、導入後の補助的なサポートやアドオンサービスの販売を通じて得られるだろう。

 クラウドコンピューティングとは、包括的な意味では、ユーザーがインターネット経由で処理能力やストレージスペースを利用できるというコンセプトを指す。クラウドコンピューティングは今や、多くの企業がひしめく話題性の高い分野になりつつあり、このたびの発表の前にも多くの企業が参入を発表している。最近では、Sun Microsystemsが先週、開発者、新興企業、学生らがクラウドコンピューティングインフラを利用できるようにする計画の詳細を発表した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]