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マイクロソフト、「Windows 7」ユーザーにXPへのダウングレード権を提供

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-04-08 17:41

 Microsoftと同社のPCパートナー企業は、「Windows 7」ユーザーに対し、「Windows Vista」だけではなく、「Windows XP」にもダウングレードを認めるらしい。Microsoftの代表者が正式に認めた。

 Microsoftウォッチャーの中からは、MicrosoftがWindows 7を出荷する際にダウングレード権を認めないのではないかという予想も出されていた。AppleInsiderが米国時間4月4日、Hewlett-Packard(HP)がWindows 7ユーザーにXPへのダウングレード権を提供すると報じたので、Microsoftの代表者にこの件について聞いてみた。

 MicrosoftでWindowsクライアント部門を代表する担当者と、米国時間4月5日に電子メール経由で行ったやりとりを以下に記す。

――MJF:MicrosoftはWindows 7の一部として、Windows XPへのダウングレード権を提供するのか?

Microsoftの代表者:そうだ。Microsoftが、1つ以上離れた前製品へのダウングレード権を提供するのはこれが初めてではない。われわれのSoftware Assuranceボリュームライセンス顧客はいつでも、あらゆるWindowsバージョンにダウングレードする権利を持っている(注:Microsoftは米国時間4月6日午後、“Software Assurance”を“ボリュームライセンス(volume license)”に訂正した)。

 (この代表者はその後、ダウングレード権とは、ユーザーがWindowsの前のバージョンをインストールする権利であり、これは1つ前のバージョンに限定されないことを明記した。言い換えると、Vistaからダウングレードしたいボリュームライセンスユーザーは、ルール上はXPだけではなく、「Windows 2000」や「Windows 95」に戻ることができる、ということになる。何人の人がこれを知っていただろうか?)

――MJF:Microsoftは、OEMベンダーと個別にダウングレード権利などの交渉を持っているのか?HPとそのような提携を結んだのか?

Microsoftの代表者:ダウングレード権に関するポリシーは、われわれの主要なOEM各社で共通となっている。質問にある話は特別な協定などではない。「Windows XP Professional」のEnd User権利はこれらエディション向けライセンス規約の一部であり、われわれのOEM顧客とEnd Userが容易に選択できるようにするためのものだ。

 (MicrosoftとPCメーカー各社がダウングレード権を提供しているのは、Windows VistaのBusinessとUltimateの2エディションのみであり、ダウングレードできるのはXP Professionalであるという点を付記しておく。Windows 7にもこれと同じような制限が加わるだろう、というのが私の予想だ)。

 AppleInsiderの記事では、MicrosoftとHPは(Windows 7のローンチターゲットとしてうわさされている)2009年10月から2010年4月30日までダウングレード権を提供すると報じている。Microsoftの代表者は、この日付が本当かどうかについてはコメントしなかった。HPにもコメントを求めたが、回答は得られていない(私は4月30日という期限が疑わしいと思っている。数カ月間だけダウングレード権を提供する意味があるだろうか?)

アップデート1:Microsoftの代表者は、AppleInsiderが当初報じた4月30日という期限について、まだ議論する段階ではないと述べた。以下、そのまま引用する。「Windows 7からWindows XPにダウングレードする権利を簡便化するのを終了する期限は、正式には発表していない」。

アップデート2:HPの代表者から米国時間4月6日、回答が返ってきた。内容は、Microsoftの期限や条件はOEM全社で一貫しているというMicrosoftのコメントと合致するものだった。この代表者は、詳細についてはHPの広報上の「機密」として、明らかにしなかった。

 Windows 7の出来は(ベータ段階であっても)良いことを考えると、ユーザーがXPにダウングレードしたいのかと首をかしげる読者もいるだろう。多くの企業にとって、複数のWindowsバージョンをサポートするのは悪夢だ。企業は、全ユーザーが同じ(少なくても2種類)のバージョンを利用してほしいと思っている。

 Microsoftが、レガシーのWindowsアプリケーションをWindows 7で動く方法を見つけ出せば--1つの選択肢は、MicrosoftのSoftware Assuranceライセンスを購入したユーザーのみに提供される「Virtual PC」と「MED-V」の組み合わせだ--、旧バージョンへのダウングレードに対する興味は薄れるだろう。

 関連したニュースとして、TechARP(2009年の夏以降に新品PCを購入した人に対し、VistaからWindows 7への無料アップグレードをMicrosoftが計画中、という知らせを報じたウェブサイトだ。このうわさは、まだ確認を得ていないが本当らしいといわれている)が、今度はXPにダウングレードしたユーザーは、「Windows 7 Upgrade Option」プログラム経由でWindows 7に無料でアップグレードできると報じている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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