人間関係は川の流れのようにスムーズに--田代センセーのメンタルテクニック(11)

田代真人(マイ・カウンセラー)

2009-04-16 08:00

 みなさんこんにちは! マイ・カウンセラーの田代です。不安や悩みを自己解決するメンタルテクニック。前回は、上司に喜んでもらうための方法をフローチャートで考えました。今回も引き続き、人間の感情をフローチャートで考えつつ、実際の「フロー」についても話してみたいと思います。

フローチャート フローチャート

 4月になって、異動や入社など新しい環境で職場生活をスタートさせる人も多いことでしょう。新しい机の中身を整理して、机の上を整える。それが終わったら、今度は人間関係を調えましょう。

 以前お話ししたとおり、上司は自分で選べません。同僚であっても通常はそうですよね。となれば、まずは現状を受け入れるしかありません。仕事を円滑に進めるためにも、あなたが過ごしやすい環境を作ることが大切です。

 前回は、物ごとを「YES」「NO」と単純に考えて、上司から評価される方法――つまりは「上司の喜ばせ方」とも言えますが(笑)――についてお話をしました。あなた自身に置き換えてもおわかりだと思いますが、あなたの周りでいつもあなたを喜ばせてくれる人がいたらどうでしょう? 悪い気はしませんよね。いやむしろ、いつも顔を見たくなる存在とも言えるでしょう。いつも自分を元気づけてくれる存在なのですから。

人間関係は川の流れと同じ

 さて、前回お話したように「たぶんこうすれば上司は喜ぶだろう」ということを考えて行動するとしましょう。しかし、思うような結果が得られないことが往々にしてあります。そういう時こそフローチャートを使うのです。

 フローチャートというくらいですから、川の流れのように考えます。結局のところ私は、人間関係も川の流れのように考えればうまくいくと思うわけです。ダムのように流れをせき止めれば、ダムを貫きたいという大きな力が蓄積されていきます。時にダムは決壊します。逆に、歌ではありませんが川の流れに身を任せれば、大きな抵抗をしなくとも下流までたどり着けます。その方向が嫌ならば、支流を作るか、さりげない障害を置いて流れの方向を変えていきます。もちろんフローチャートは純粋な川ではありませんから、条件分岐によっては上流にさかのぼることもあります。

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