シマンテック、2010年版セキュリティ製品のパブリックベータ版を公開

吉澤亨史

2009-07-10 16:07

 シマンテックは7月9日、同社のセキュリティ対策ソフト「ノートン インターネットセキュリティ 2010」および「ノートン アンチウイルス 2010」のパブリックベータ版を発表した。ベータ版は8月30日まで公開され、正式版は今秋にリリースされる予定だ。

 新製品には、未発見のマルウェアや脅威に対処するため、開発名「Quorum」と呼ばれるユーザー参加型の監視システムが搭載される。

 ほとんどのユーザーが使用しているアプリケーションは、公開者や一般的な属性が明らかになっている。一方、マルウェアは過去の報告例がないのが一般的で、公開者や他の属性も知られていない。Quorumはこういった特性を利用して各アプリケーションの評価安全スコアを算出するという。

 また、ビヘイビア・アンチマルウェア・システム「SONAR 2」も搭載している、ネットワーク通信やシステム上のプログラム活動などのデータをノートンを通じて収集し、未知の脅威を検出できるようにしたものだ。このほか、ユーザーの邪魔をすることなく状況を表示する新たなダッシュボード・ゲージも搭載される。

 なお、ベータ版についてはフィードバックや感想を共有できるオンライン パブリックベータ フォーラムが用意される。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]