欧州委員会、「Google Books」和解案で論議へ--米報道

文:Elinor Mills(CNET News) 翻訳校正:佐藤卓、小林理子 2009年07月21日 12時38分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 欧州連合(EU)の規制当局が、出版社および著者に対し、Googleの書籍スキャン検索プロジェクトに関する著作権の議論に加わるよう求めているとAssociated Press(AP)が報じている。

 欧州委員会では、現地時間9月7日に著作権保持者らと会合を開いて当該の和解条件について論議する予定だ。この和解はGoogleが、米国の出版社と著者に1億2500万ドルを支払うことによって、著作権の保護はあるが絶版となっている書籍を、デジタル化して公開できる権利を獲得するというものだ。この和解を担当している裁判所は著作権保持者に対し、和解への参加を望まない場合は、米国時間9月4日までに申し出ることによって個々に離脱できる選択肢を提示している。Googleは現在流通している多くの作品について複数の出版社と協議しているほか、パブリックドメインの著作物をデジタル化している。

 和解は10月に履行される予定となっているが、そうなれば著作権で保護された絶版書籍を、Googleが事実上独占することになると批判する人々もいる。Googleは、この和解によって図書館の棚に埋もれている数百万点規模の書籍にアクセスが拡大し、出版社と著者に利益をあげる新たな機会を提供することにもなると主張している。

 米司法省は7月2日、提示されたこの和解案について正式な調査を始めたと発表した。

 Googleの広報担当者はCNET Newsの取材に対し、Googleも欧州委員会の会合に参加する予定だと述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウドコンピューティング

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算