#6:WOT
WOTは、Web of Trust Servicesが提供しているアドオンである。このアドオンは、スパム送信やフィッシング詐欺を行うサイトを集積した最新のブラックリストを使用して動作するようになっている。WOTは対象サイトの信頼性やベンダーの信頼度、プライバシー、子どもへの安全度を総合的に評価し、ランク付けを行っている。要するに、WOTが悪だと判断したウェブサイトには注意を払っておく必要があるということである。

#7:PhishTank SiteChecker
PhishTank SiteCheckerは、PhishTankとその対フィッシングコミュニティによって提供されているAPIを用いるアドオンである。インストールすると、PhishTankによってフィッシングサイトの可能性があると判断されたサイトへのアクセスがブロックされる。この時点でユーザーは続行するか否かを選択することができる。
備考:WOTとPhishTank SiteCheckerが行っていることはよく似ているものの、サイトの判定結果は必ずしも一致するとは限らない。とは言うものの、情報が多ければ多いほど、適切な判断を下せるため、筆者はこれらのアドオンを同時に使用しても問題はないと考えている。

#8:TrackerWatcher
TrackerWatcherはprivacychoice(関連英文記事)によって開発されたアドオンであり、ウェブ閲覧の舞台裏で行われていることを明らかにしてくれるものである。TrackerWatcherを利用することで、ユーザーの訪問しているウェブサイト上に行動ターゲティング広告が存在している場合、その広告ネットワークと、それから逃れるための方法が通知されるようになる。

#9:BugMeNot
BugMeNotはユニークなアドオンである。このアドオンの目的は、会員登録が必要なウェブサイトからの広告スパムを排除することにある。このアドオンは、会員登録が必要なウェブサイトを閲覧する際に使用することになる(ログインページでマウスの右ボタンをクリックするとコンテキストメニューが表示される)。使用時には、BugMeNot.comの膨大なデータベースを検索することで、該当サイトの会員登録情報の有無がチェックされる。会員登録情報が登録されている場合、BugMeNotによって該当情報が登録フォームに記入されるため、ユーザーは自らの情報を提供することなく目的のウェブを利用し続けることができるわけである。

#10:Xmarks
Xmarksはセキュリティアドオンではないが、有益なアドオンである。複数のコンピュータ間でブックマークを同期させるのは面倒なことだが、Xmarksはそういった作業を行ってくれる。このアドオンをインストールすることで、イライラする作業から解放されるわけだ。

最後に
Firefoxは筆者が愛用しているウェブブラウザである。また筆者は、本記事で推奨しているすべてのアドオンを自分でも使用している。なかでもNoScriptとBetterPrivacy、Adblock Plusは最も重要なものであると認識している。あなたのお気に入りのアドオンのなかで、本記事で採り上げていないものがあれば、コメント欄で教えてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ