ゾーホージャパン(旧アドベントネット)は12月15日、オンラインのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Zoho Reports」(英語版)の正式版をリリース、有料版の販売を開始した。日本語版は今後リリースされる予定だ。
Zoho Reportsでは、ドラッグ&ドロップでピボットテーブルやグラフなどのレポートを作成できる。ローカルにあるPCの集計データや表形式データなどをCSVやTSV、XLS、HTMLなどの形式で取り込むことができ、取り込まれたデータはExcelなどの表計算ソフトと同様の操作で編集できる。
またZoho Reportsは、ユーザー企業内部で稼働するビジネスアプリケーションやデータベース(DB)と連携して、データ分析やレポート作成もできるようになっている。OracleやSQL Server、MySQL、AccessなどのDBからデータを取得して、Zoho Reportsにアップロードできるほか、定期的にデータを取得することも可能だ。
レポート作成では、グラフやピボットテーブル、テーブル形式、ダッシュボードなどの形式にでき、目的に応じた種類のレポート作成とデータ分析が実現できるとしている。レポート作成では、SQLクエリを利用でき、各種DBの方言や構文のSQLクエリが利用可能だ。
またZoho Reportsでは、関連するレポートやビューを1ページにまとめて表示してダッシュボードとして利用できるようになっている。たとえば10のレポートを5行2列の形式でまとめて表示するといったことが可能だ。加えて、iGoogleのガジェットとしてZoho Reportsを、iGoogleサービスのページ内に組み込むこともできる。iGoogleからレポートやダッシュボードにアクセスしやすくなる。利用料金は以下の通り。
フリープラン | 無料 |
ユーザー数 2/レコード数 10万/DB数5/クエリテーブル数5/複数オーナー設定なし/リブランディング機能なし/バックアップ機能なし | |
ベーシックプラン | 2万1600円 |
ユーザー数 2/レコード数 25万/DB数無制限/クエリテーブル数無制限/複数オーナー設定なし/リブランディング機能なし/バックアップ機能あり | |
スタンダードプラン | 5万400円 |
ユーザー数 5/レコード数 50万/DB数無制限/クエリテーブル数無制限/複数オーナー設定あり/リブランディング機能あり/バックアップ機能あり | |
プロフェッショナルプラン | 8万6400円 |
ユーザー数10/レコード数100万/DB数無制限/クエリテーブル数無制限/複数オーナー設定あり/リブランディング機能あり/バックアップ機能あり | |
プロフェッショナルプラスプラン | 13万6800円 |
ユーザー数20/レコード数200万/DB数無制限/クエリテーブル数無制限/複数オーナー設定あり/リブランディング機能あり/バックアップ機能あり |