シマンテック、ストレージ管理製品の最新版提供を開始--SSDやシンプロビジョニングに対応

小山安博

2010-01-15 14:27

 シマンテックは1月15日、Unix、Linux環境向けのストレージ管理ソリューション「Veritas Storage Foundation」「Veritas Cluster File System」「Veritas Cluster Server」の最新版であるVer.5.1の提供を開始したと発表した。SSD対応やシンプロビジョニングといった新機能が追加されている。

 Storage Foundationは、SolarisやLinux、Unixといった異なる環境が混在するストレージデバイスに対して一括して管理機能を提供するストレージ管理ソリューション。新たにSSDと従来のストレージの混在環境でもSSDを自動で抽出し、最適化して管理できるようになった。

 Cluster File Systemも同様に、OSの混在環境においても仮想化機能のシンプロビジョニングにより、ストレージ利用効率の向上を実現する。Cluster Serverは、混在環境におけるクラスタソリューションで、Cluster File SystemとともにOracle環境での可用性を改善した。アプリケーションやデータベース環境に対してより堅牢で、高い管理性、拡張性、可用性を提供するという。

 また、これらの組み合わせにより、ストレージ利用効率の向上に加え、電源効率のいいストレージの利用率を上げ、電力消費の大きい旧式のストレージを利用しないといった制御が可能となる。この機能により、全体での電力消費を低減させることができ、データセンターなどでより高いCO2削減効果が得られるとしている。

 参考価格は、Veritas Storage Foundationが1CPUあたり17万円(税別)より。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウド基盤

    「情シス不足」が生み出す2大リスク--多忙な情シス部門が手放すべき業務とは?

  2. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  3. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]