銀行破綻を受けたスパム急増--医薬品販売サイトで個人情報盗難の可能性も

小山安博 2010年01月18日 17時14分

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 シマンテックは1月18日、ネット上に蔓延する迷惑メール(スパム)の2009年12月の調査結果を発表した。12月は例年クリスマスカードを偽装したスパムが多く出回るが、今回はさらに景気後退を反映した銀行破綻を伝えるものが多く出回っていたという。

 米連邦預金保険公社(FDIC)は、2009年12月中旬までに140の銀行を閉鎖したが、こういったニュースを受けたスパムが増えたという。たとえば銀行の破綻を伝えるスパムでは、「預金を守る方法を知る」というリンクが挿入され、そのリンクをクリックするとトロイの木馬がダウンロードされてしまう。

 さらに、米Amazonのアカウントを使用した医薬品スパムも発見されており、これはAmazonのアカウントを作成してスパムを送信したものだという。そのほか、IPアドレスのリンクを含んだスパムが前月比3倍以上に増加。これは乗っ取られたIPアドレスを使ったもので、ある特定の医薬品販売サイトに誘導することを目的としたスパムが急増したものだった。

 スパムの件名を集めたところ、金銭が絡んだ「ナイジェリア系スパム」と、医薬品販売サイトに誘導するような健康に関するスパムがトップ10を独占。特に健康関連のスパムは、前月比で倍増するなど、急増していたという。

 シマンテックでは、スパムに記載された医薬品販売サイトから送られてきた医薬品が本物であるとは限らず、注文によって個人情報が盗難された可能性が高いと指摘。必要な情報は医師に相談するようアドバイスしている。

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