ゼッタ、BI向けインメモリ型データ加工ツール--処理速度は40倍

田中好伸(編集部) 2010年02月03日 15時10分

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 ゼッタテクノロジーは2月2日、インメモリ型データ加工ツール「Adam-Booster」を2月10日から発売することを発表した。税別価格は500万円から。システムインテグレーター(SIer)や官公庁、企業を対象に今後3年間で10億円の売り上げを目指す。

 ゼッタは、ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Adam family」シリーズを展開、中堅企業や大企業への導入実績があるという。BI構築では、各種基幹系システムから分析に必要なデータを引き抜いて、データの意味を揃えたり、データの精度を確保したりするために、さまざまな編集加工処理やクレンジング処理が必要となり、手間と時間がかかることになる。

 BI構築で手間のかかる分析用データの整備や編集加工処理の課題を解決するツールとして、ゼッタはAdam-Boosterを開発した。NECのインメモリ型データ処理ソフトウェア「InfoFrame DataBooster」を活用している。

 Adam-Boosterは、大規模データをメモリ上に展開してデータを処理するが、処理速度は従来の40倍以上という。分析用データの作成で必要なジョイン処理や一括更新処理なども高速に展開できるとしている。また、たとえば20億件もの大規模データを表形式で見ながら、マウス操作だけで高速に編集加工することも可能だ。ジョインやソート、条件抽出、検索、更新、演算、属性変換など実際にデータを目で確認しながら、リアルタイムに編集加工できるとしている。

 マウス操作で展開したデータ処理からJavaプログラムを自動生成することもできる。自動生成されたJavaプログラムは、データ加工用のバッチプログラムとしてBIシステムに組み込めるようになっており、データの抽出変換ロード(ETL)処理として利用できる。BIシステムの課題とされるデータ処理や統合処理でのプログラム開発工数を大幅に削減できるという。

 編集加工された分析データはメモリ上で集計処理され、分析帳票を生成する。分析帳票は、罫線や書式付きのExcelの帳票に変換可能であり、ユーザー部門にそのまま配布でき、エンドユーザーが自由に活用することが可能だ。また、Adam-Boosterは、オンライン多次元分析(OLAP)ツールの「Adam-Olap for Excel」と組み合わせることでOLAP用の分析用キューブをExcel上に生成することも可能だ。エンドユーザーが使い慣れたExcelでさまざまな角度から分析できる。

図 Adam-Boosterの全体概要

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